ここ3年、春は「富士山と桜」をメインに撮っています。
 実は富士山だけでも、いつも見えるとは限らないー見えても雲の一つも無いと絵にならないーといった難しい被写体なのに、そこに桜が入ると撮影期間は開花時期のほぼ1週間に限られてしまいます。
 加えてこの時期は富士山が、春霞や飛散する花粉でクッキリと見えないことがあり、ハンディが多い被写体となります。

 理想は、桜の開花時期に合わせて2〜3日現地に宿泊して撮影ポイントを廻り、朝・昼・夜と撮ることですが、中々そううまくスケジュールをくむことができません。

 で、今年は桜の開花情報と現地の天気を睨みながら4月1日に龍巌淵〜雁公園〜雁堤(かりがねつつみ)〜岩本山公園〜大石寺と廻る計画を立てました。
 どの撮影ポイントも3年目(3回目)で、過去2回は天候が曇りや雨で富士山を見ることさえできませんでした。
 で、今年は...曇りのち雨…で、龍巌淵撮影中に富士山が見えなくなってしまったので、後の撮影ポイントを廻ることができませんでした。

 前日の昼過ぎまで、スポット天気予報は晴れのち曇りだったのに、夜チェックすると曇り。
 高速バスやレンタカーを予約する都合上、撮影決行をぎりぎりまで伸ばせないのが辛いところです。
 
 ●龍巌淵の開花情報の取得
 静岡県公式ホームページで近くの岩本山公園の開花情報を参考にしています。
 https://www.pref.shizuoka.jp/kankyou/ka-080/sakura/kaika.html

 ●龍巌淵のカーナビの設定
 龍巌淵では住所や電話番号で目的地設定ができませんので、龍巌淵の撮影ポイント滝戸橋に近い下記で設定しています。
 静岡県富士市久沢135-2 富士光コーポ滝戸
 車はコーポ滝戸の横に数台止められるスペースがあっていつもここに止めていますが、くるまを止めて良いのか私有地なのかの確認はしていません。
 
 ●龍巌淵の撮影ポイント
 桜と富士山を狙うなら滝戸橋の上と、下の河原の2箇所でしょう。
 橋の上からだと潤井川が縦に流れる構図が撮れるので画面に立体感が出ますが、鉄塔や電線が映ってしまいます。
 河原から撮ると鉄塔などは映りませんが、平面的な画面になってしまい、どこから撮るかは悩ましいところですが、時間があれば滝戸橋の上と下の河原と2箇所で撮ると良いと思います。
 橋の上から撮る場合は左右に動いて構図を決めますが、狭い橋を結構な頻度で車が通りますのでそのたびに三脚をたたんだり欄干に身を寄せたりと注意が必要です。
 あとは工場の煙突を入れないのなら、構図に工夫が必要です。

 今回は曇りで、霞の影響か肉眼では見える富士山が撮影後モニターで確認すると、空と見分けが付かないくらい薄くしか写らないので最初からほとんどHDR加工用の撮影(露出補正ブラケットで3枚撮影)にしました。
 カメラはNikon D750、D7200とF5です。

 下の河原に降りて撮影。HDR加工。
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 下の河原からHDR加工。縦位置で。
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 滝戸橋上からHDR加工。縦位置で。
 
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 滝戸橋上からHDR加工。横位置で工場煙突を入れた構図。
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 滝戸橋上からHDR加工。横位置で工場煙突を入れない構図。
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滝戸橋上からjpg撮ってだし。
 曇りで富士山が見た目より薄く写るので、HDR加工しないとこんな写真。
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久しぶりのフィルム撮影はオークションで落札したばかりのNikonF5。
 ネガからスキャンしただけの状態。
 フィルム特有の、やさしい、あまい、ぼけた感じがでています。
 試し撮りだったので、富士山はかくれています。
 FUJIFILM カラーネガフイルム SUPERIA X-TRA 400
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 上記を彩度やコントラストをあげて補正したところ。
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 昼食は富士宮まで足を伸ばして蕎友館さんへ。
 このブログランキングNikonの上位にカメラのランキングがあり見たら蕎友館を発見。
 蕎麦好きなので迷わずお寄りしました。
 店内には富士山の写真が展示され、食事後にご主人とカメラ談義・富士山談義に花を咲かせました。
  蕎友館のホームページ。
  http://www.kyouyoukan.com
  蕎友館のブログ。カメラを初めてまだ5年だそうですが、とてもそうは思えない腕前です。
  http://kyouyuukan24.blog103.fc2.com

  蕎友館の入り口。
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  店内には額装した富士山の写真。
  
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注文はこの時期限定のたけのこ天せいろかにしん蕎麦のもりかに悩んだ末、京都に行けば必ずと言って良いほど食べる好物のにしん蕎麦に決定。
 にしん蕎麦のもりは初体験でおいしくいただきました。
 地元ならではの貴重な撮影情報のたくさんおもちなので、こちらに来るときは必ず寄りたいと思います。
 もちろん、蕎麦、汁にこだわっただけありお味も最高です。
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